「eスポーツ」の普及に取り組む熊本県合志市の会社などが、eスポーツで使う機器を活用して重度障害のある人に情報通信技術(ICT)やプログラミングを学んでもらう事業に取り組んでいる。
障害者の就労につなげようと、地道な支援を続ける。
事業は、筋ジストロフィーなどの重度障害があり、在宅生活が中心で、働く機会がない人の就労を支援するのが目的。
eスポーツの普及に取り組む民間企業のハッピーブレインと一般社団法人UDe-スポーツ協会(いずれも合志市)、コンサルタント業のAKKODiSコンサルティング(東京)が、熊本県の委託事業として22年度から取り組む。
事業費は22年度が約1千万円、23年度は約900万円。
デジタル人材育成も手がけるAKKODiSがeラーニングの教材を提供し、ITの知識やプログラミングを学んでもらう。受講者はそれぞれが自習し、社員が定期的に助言する仕組み。